私は生まれてこの方、家族の愛というものに触れたことがありません。
私の幼い頃の写真も、ムービーも。
何も残っていないのです。
私は、物心ついてから一度も、家族と話したことがありません。
朝食も、昼食も、夕食も、いつも私の分は当たり前のように用意されていなくて、
いつも、自分で炊飯器からお米をよそい食べていました。
妹が、テストで82点を取ったときには、母も父も大層喜んで、妹を、
高めのレストランへと連れて行きました。
もちろん、私は家で冷やご飯を電子レンジで温めて、それをモソモソと食べていました。
妹がテストで82点を取ってから、2週間後に私はテストで100点を取りました。
だけど、父と母はいつものように私を空気として扱ってきました。
妹は、私のテストを無言で、無表情でビリビリに破き、ゴミ箱に捨てました。
私は空気です。
学校でも、存在感がなく、友達など居たこともありません。
皆に無視され、空気として扱われる。
そんな私に、存在する意味などあるのでしょうか。
「大丈夫?」「死んじゃだめだよ」なんていう、薄っぺらい言葉はいりません。
大丈夫じゃないからココに書き込んでいるんです。
死にたい人間に対して「死んじゃだめだよ」というのは、生きたい人間に対して「死ね」と
言っているのと同じだと思います。
別に、何か同情してほしいわけでも、味方が欲しいわけでもありません。
私がココに書き込んだのは、自分が死ぬ前に、私という人間が存在したという
確かな証拠が欲しかったからです。
私の遺書を見てくださった方。ありがとうございました。
また、来世でお目にかかれると嬉しいです。
次の人生は、透明人間じゃありませんように。
それでは。