心が傷つきます。

[親なしさん]

こんばんは。夜分遅くにすみません。

私は、都外の高校に通う女子高校生です。私の両親は、私が２才の時に交通事故で、亡くなりました。なので、私はある小さな孤児院で育ちました。そこの職員の方々は、とても優しくて、温かみのある眼差しを向けてくれました。なので、両親がいなくて寂しくなっても、職員の皆さんが寄り添ってくれていたので、あまり寂しくはありませんでした。

しかし、高校に入ると、「スクールカースト」というものがあり、わたしは孤児院育ちというだけで、スクールカースト下位というランク付けをされていました。元々特定の友人がいる私はそのことについては、あまり気にもとめていなかったのですが、最近になって、クラスメイト達が両親や孤児院のことを貶すようになったのです。それは流石に腹が立って抗議したのですが、スクールカースト下位の言う事は聞いてもらえず、初めて憎悪と怒りという感情を体験しました。これは、クラスメイトと私。どちらが悪いのでしょうか。そして、このようなことを言われないためにはどうすれば良いのでしょうか。アドバイスを下さるとありがたいです。

[たぬきのラジオ]

投稿者さんの感情は当然のものだと思いますよ。クラスメイトと私、どちらが悪いかという問いに対しても、相手を馬鹿にした発言をしている時点で当然クラスメイトが悪いと思います。

ただ、それだと解決策は見えてこないので、別の視点で考えてみます。

まず、スクールカーストを作っている人達、それを維持したい人達っていうのは、何かはっきりと分かる上下関係で「自分は存在する価値があるんだぞー」って思いたい人達だと思います。逆に言えば、そうしないと自分の存在を認めてあげられない人達なんです。結局自分の自己肯定感を保つために、相手を馬鹿にしているだけです。

さらに、親や生まれた環境を貶すのって、「俺の家には父ちゃんと母ちゃんがいるんだぞ」「だから俺はすごいんだぞ」っていう親自慢なんですよね。自分の能力自慢でもなんでもない。だから、相手の出自を馬鹿にするっていうのは凄く恥ずかしいことだと思います。

そう考えると、これらのことって別に投稿者さんが躍起になって怒る必要の無い事、だと思います。投稿者さんは優しくて、温かい職員さんに囲まれて育ってきて、別に可哀想でも、不幸でもない訳ですから。相手の言う的外れな挑発に乗せられる必要ないです。怒るっていうことは相手の挑発が「図星だ」「本当のことだ」と認めることです。

スクールカーストも、孤児院で育ったら見下されるべき存在だという価値観も、相手が勝手に信じている「妄想」だと捉えて、「あぁ、君たちはそういう考えで生きてるもんね」と軽く流してあげるのがいいのではないでしょうか。

そうやってしなやかに強く生きて、きらきら輝いている人にはきっと味方がついてくると思います。

 

 

 

[投稿者]

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