【初心者向け】認知行動療法のおすすめ入門書 3選

今回は、認知行動療法を初めて学ぶ方や、まだまだ初心者という方に、お勧めの本をご紹介したいと思います。

初心者の方は本を読むことが苦でなければ、書籍から入ると良いと思います。

しかし、巷には認知行動療法の書籍はたくさんありますよね。

結論から言うと、初学者は専門書はやめた方がいいです。頭が痛くなり、取り組みたくなくなると思いますから・・・。認知行動療法のことすら理解できない前に挫折する前に、簡単な書籍を手に取りましょう。

分かりやすい基準としては、最初の1ページを立ち読みして「これは読める!」というものが良いでしょう。個人的には、本を読むときに最初の1ページ目を読んで「引き込まれる」か「引き込まれないか」を判断して、本を買うことにしています。

要するに、読み進められそうか否かということが大事ということですね。

それでは、以下、認知行動療法のおすすめ入門書3選をご紹介します。

    

認知行動療法のおすすめ入門書1冊目

大野裕先生著 「こころが晴れるノート

この本について一言で表すと、「認知行動療法って何なのさ?」という疑問にお答えできる1冊と思います。

認知行動療法の初学者は何から手を付けていけばいいかわからないはずです。

この本は認知行動療法とは何かをわかりやすく解説しているという所と、どのように取り組めばいいかを「まず何をして、次に何をして、そして次に何をして」と段階的に書かれているところがおすすめ。

この本は、認知行動療法の基本中の基本である

ストレスへの気づき➡今の問題を明確にして問題解決に向かう➡自分の考え方のクセに気づく

というプロセスが、書くワークを中心に解説されているので、ひとりでも取り組みやすい内容となっています。

認知行動療法のおすすめ入門書2冊目

細川 貂々先生・伊藤絵美先生著「セルフケアの道具箱: ストレスと上手につきあう100のワーク

この本は2020年に出版された最近の本ですが、認知行動療法が初めての方でも理解でき、かつ家でも簡単にできる100のワークが紹介されています。

紹介されているワークに取り組むことで、「いつの間にか自分で認知行動療法ができるようになっている!」という感覚になるでしょう。

認知行動療法を学ぶ、というよりは実践しながら、身についていた、という感覚の方が強く、認知行動療法を実践したい気持ちが強い方は、是非お勧めの書です。

認知行動療法のおすすめ入門書3冊目

伊藤絵美先生著 「ケアする人も楽になる 認知行動療法入門 BOOK1」

伊藤先生の本は本当にわかりやすく全てお勧めできるのですが、その中でも特にこの本は読みやすいです。

「ケアする人も楽になる」というタイトルですから、どちらかと言えば心理系の従事者等向けのコンセプトで書かれている本書ですが、全くの初心者向けでもあるのではないかと思うほどです。

前半では認知行動療法の基礎となる概念と、認知行動療法で重要な「ストレスに気づくためにどうすればいいか」ということを具体的にわかりやすく書いてあります。後半では事例を基に認知行動療法の基礎をあてはめながら理解を深めていくような内容です。

伊藤先生らしいわかりやすいタッチで認知行動療法の基礎をしっかりと学べると思います。

   


 

いかがでしたか。もし、興味があればぜひ、手に取ってご覧いただければと思います。
この記事がご参考になければ幸いです。